【基礎】イタリア語を覚えよう

イタリア語を覚えよう

イタリア語の読みかたはローマ字読みでOK、英語に比べればはるかに読みやすい!発音で気をつけるのは“R”と“L”です。“R”の発音は巻き舌で!発音を間違えると、全く意味の違う言葉になってしまうことがあります。ここではRで発音する語はひらがなにしてあります。赤い文字はアクセントがくる語です。

イタリア語のあいさつを覚えよう

1.イタリアでは頻繁に挨拶を交わします。

Buongiorno   ブォンジョーるノ   おはよう、こんにちは、さようなら
Buonasera  ブォナセーら  こんばんわ
Buonanotte  ブォナノッテ  おやすみなさい

レストランやバールに入って“Buongiorno”と言われたら、“Buongiorno!”とにこやかに返したいですね。

朝から夕方までずっとこの“Buongiorno”でOK!夕方からは“Buonasera”と言います。夜にホテルまでタクシーで帰ったとき、降りる際にも運転手さんは“Buonasera!”と言ってくれます。

夜もふけて、もう帰って寝るだけ、となると“Buonanotte”となるようです。

Arrivederci  アりヴェデるチ   さようなら
バスの運転手さんは、お客さんが降りるたびに“Arrivederci”と挨拶してました。それもかなり陽気に。日本でも、“ありがとう”と言ってくれる運転手さんが時々いますね。

発音のポイント★“arrivederci”のように、単語のなかに“r”が続けてある場合は、強い巻き舌で発音します。

Grazie   グらーッツィェ   ありがとう
忘れちゃいけない、ありがとうは大切な言葉ですね。「グラッチェ」と発音しないでね。

Ciao   チャオ
やぁ!・こんにちは・さようなら

“Ciao”はどんな挨拶にも使えます。ただし、親しい人に使う言葉なので、いつでも、どこでも、誰にでも、という訳にはいきませんが・・・

2.飲み物を注文しよう!

旅行中、必ず一度はBARに入る機会があるはず。観光地では英語を話すイタリア人も多いですが、BARではイタリア語しか通じない事もよくあります。

Un cappuccino, per favore.
ウン カップッチーノ ペルファヴォーれ
カプチーノを下さい
un ≪ひとつの≫という意味の不定冠詞。英語の“a”と同じ。
per favore ≪お願いします≫という意味。英語の“please”と同じ。
注文したい飲み物の名前の後に、per favoreをつけるだけ!

発音のポイント★単語のなかに同じ子音が続けてある場合は、つまった音になります。
つまり「カプチーノ」ではなくて「カップッチーノ」となるのです。“caffè”は「カフェ」ではなく「カッフェ」です。“f”は英語と同じように前歯で下唇を軽く噛んで発音します。

Sì   スィ   はい
No  ノ  いいえ
BARに入って注文カウンターの前へ行くと、店のおじさんが「Cappuccino?」と聞いてくるので、思わず「Yes !」と言ってしまいました。この場合は、「Sì .」て言わなくっちゃ。

Una cioccolata, per favore.
ウナ チョッコラータ ペるファヴォーれ
ココアを下さい
una ≪ひとつの≫という意味の不定冠詞。英語の“a”と同じ。
cappuccino を注文する時と、cioccolata を注文する時とでは、不定冠詞が違っていますね。
“un” と “una” 違いは、男性名詞の前につくのか、女性名詞の前につくのかという事なのです。

3.男性名詞と女性名詞

イタリア語の名詞には、男性名詞と女性名詞があります。

男性名詞 女性名詞
ragazzo  らガッツォ 男の子 ragazza らガッツァ 女の子
treno トれーノ 列車 macchina  マッキナ 車
gelato ジェラート アイスクリーム aranciata アらンチャータ オレンジジュース
名詞の語尾に注目!男性名詞は-oで、女性名詞は-aで終わります。これがひとつの法則なのですが、次にあげるように-eで終わるものも少なくないのです。

男性名詞 女性名詞
latte ラッテ ミルク  canzone  カンツォーネ  歌
cameriere カメりエーれ ウエイター  chiave キアーヴェ  鍵
studente ストゥデンテ 学生  notte ノッテ  夜
-eで終わる名詞の性については、その都度覚えるしかないようです。

では、名詞の性が解ったところで、不定冠詞をつけてみましょう。

男性名詞 女性名詞
un ragazzo  una ragazza
un treno  una macchina
un gelato  un’aranciata
un latte  una canzone
un cameriere   una chiave
uno studente  una notte
どうも様子の違うものがあります。“uno studente”と“un’aranciata”ですね。
では、不定冠詞の法則を表にしてみましょう。

子音で始まる単語の前 母音で始まる単語の前 S+子音 または
Zで始まる単語の前
男性名詞 un uno
女性名詞 una un’
日本語や英語にはない名詞の性。慣れるのにはちょっと時間がかかりそう・・・

発音のポイント★ローマ字読みとは違う発音をする文字があります、“chiave(鍵)”という単語を見てみましょう。イタリア語にはKを使いません。そこで“キ”の音は“chi”となります。ですからこの場合の発音は“キアーベ”となります。“チアーベ”と発音してはいけません。
では、“C”を使った音の例をあげてみましょう。

ca カ casa  (家) カーサ
chi キ chiave (鍵) キアーベ
cu ク cuoco (コック) クォーコ
che ケ Michelangelo  ミケランジェロ
co コ bianco (白) ビアンコ
cia チャ ciao  チャオ
ci チ Cina  (中国) チーナ
ciu チュ acciuga (アンチョビ) アッチューガ
ce チェ cena  (夕食) チェーナ
cio チョ bacio  (キス) バーチョ
4.食べ物を注文しよう。

BARではカウンターにいろんな料理が並べてあって、注文するとレンジでチンしてくれます。でも、たいてい料理の名前は書いてありません。そんな時は指差して「これをください。」って言えばOK!

Questo, per favore. クエスト ペるファヴォーれ (男性名詞を指して)これをください
Questa, per favore. クエスタ ペるファヴォーれ (女性名詞を指して)これをください
「これ」「あれ」にも男性・女性の区別があります。

男性名詞を指して 女性名詞を指して
これ (単数) questo クエスト questa クエスタ
これら(複数) questi クエスティ queste クエステ
あれ (単数) quello クエッロ quella クエッラ
あれら(複数) quelli クエッリ quelle クエッレ
でも、食べたい物の名前が男性名詞か女性名詞か解らないなら、とりあえず「Questo, per favore.」って言っちゃおう!

2つ以上注文する場合の為に数字の読み方を覚えましょう。

数字の読み方1~10
1 uno ウノ
2 due ドゥエ
3 tre トゥれ
4 quattro クアットろ
5 cinque チンクエ
6 sei セイ
7 sette セッテ
8 otto オット
9 nove ノーヴェ
10 dieci ディエーチ
5.名詞の複数形

Due panini, per favore. ドゥエ パニーニ ペルファヴォーれ パニーノを2つください。
Tre birre, per favore. トゥれ ビッれ ペルファヴォーれ ビールを3つください。
英語の場合、名詞の複数形は語尾に“s”をつけますが、イタリア語では、名詞の複数形は語尾が変化します。panino の語尾 oが i に、birraの語尾 a が eに変化し、それぞれpanini、birreとなります。

複数形の作り方は、 男性名詞の語尾 – o は – i
女性名詞の語尾 – a は – e
男性・女性名詞の語尾 – e は – i に変化させます。

例をあげてみましょう
単数 複数
男性名詞( – o → – i ) libro (リブろ) libri (リブり) 本
quadro (クアードゥろ) quadri (クアードゥり) 絵画
uccello (ウッチェッロ) uccelli (ウッチェッリ) 鳥
女性名詞( – a → – e) borsa (ボるサ) borse (ボるセ) 鞄
camera (カメら) camere (カメれ) 部屋
pizza (ピッツァ) pizze (ピッツェ) ピザ
男性名詞( – e → – i ) cane (カーネ) cani (カーニ) 犬
ponte (ポンテ) ponti (ポンティ) 橋
giornale (ジォるナーレ) giornali (ジォるナーリ) 新聞
女性名詞( – e → – i ) notte (ノッテ) notti (ノッティ) 夜
stazione (スタツィオーネ) stazioni (スタツィオーニ) 駅
lezione (レツィオーネ) lezioni (レツィオーニ) 授業

発音のポイント★ローマ字読みとは違う発音をする文字があります。“giornale”という単語を見てみましょう。イタリア語には J を使いません。そこで“ジ”の音は“gi”となります。ですからこの場合の発音は“ジォるナーレ”となります。
では、“G”を使った音の例をあげてみましょう。

ga ガ gatto (猫) ガット
ghi ギ ghiaccio (氷) ギアッチョ
gu グ lingua (舌) リングア
ghe ゲ spaghetti (スパゲッティ) スパゲッティ
go ゴ gomma (消しゴム) ゴンマ
gia ジャ giacca (ジャケット) ジャッカ
gi ジ girare (回す) ジらーれ
giu ジュ giusto (正しい) ジュースト
ge ジェ gelato (アイスクリーム) ジェラート
gio ジォ giornale (新聞) ジョるナーレ
イタリア語で、日本は Giappone(ジャッポーネ)、日本人は giapponese (ジャッポネーゼ)です。(注)giapponese の g は小文字です。

6. これは~ですか?

Questo è un libro. クエスト エ ウン リブろ これは本です
Questa è una borsa. クエスタ エ ウナ ボるサ これは鞄です
「これは~です。」と言う時の、指示代名詞にも性別があります。
男性名詞を指して言う時は、“ questo ”
女性名詞を指して言う時は、“ questa ”
“ è ”は、動詞 “essere(エッセレ)”の三人称単数形。
“essere”は英語のbe動詞にあたる動詞です。

つまり、英語のThis is ~ .にあたるのが、Questo è ~ . / Questa è ~ . なのです。

Questi sono libri. クエスティ ソーノ リブり これらは本です
Queste sono borse. クエステ ソーノ ボるセ これらは鞄です
「これらは~です。」と言う時の、指示代名詞の複数形は次のとおりです。
複数の男性名詞を指して言う時は、“ questi ”
複数の女性名詞を指して言う時は、“ queste ”
“ sono”は、動詞 “essere (エッセレ)”の三人称複数形。
“essere”とは英語のbe動詞にあたる動詞です。

つまり、英語のThese are ~ .にあたるのが、Questi sono ~ . / Queste sono ~ . なのです。

「あれは~です。」「あれらは~です。」ならば

男性名詞を指して言う時は、“ Quello è ~ . ”
女性名詞を指して言う時は、“ Quella è ~ . ”
複数の男性名詞を指して言う時は、“Quelli sono ~ . ”
複数の女性名詞を指して言う時は、“ Quelle sono ~ . ”

Questo è un cane? No. È un gatto..
クエスト エ ウン カーネ? ノ エ ウン ガット
これは犬ですか? いいえ。猫です。
疑問文の作り方~英語で疑問文を作るときは This is ~ . は Is this ~?ように動詞を文頭に持ってきます。が、イタリア語の場合は、動詞の位置は変わりません。何が変わるのか?それは発音です。~ですか?と言う時、語尾を上げて発音してください。つまり、?が付いていれば疑問文という訳です。簡単ですね!

これは犬ですか?という問いかけに「No. È un gatto.」とありますが、これは、「No. Questo è un gatto.」の“questo”が省略されているのです。このように、イタリアでは言わなくてもわかる場合は省略される事が多いそうです。

7.トイレはありますか?

観光する先々で、心配なのはトイレ。BARで尋ねるのに便利なフレーズだと思います。
BARによっては、トイレのない店や、貸してくれない店もあるそうなので、コーヒーを注文する前に聞いてみるといいかも。

C’è un bagno? チェ ウン バーニョ? トイレはありますか?
C’è ( Ci è の短縮型) 英語の There is と同じ
è は動詞 essere の三人称単数形

Ci sono borse? チ ソーノ ボるセ? 鞄はありますか?
Ci sono は英語の There are と同じ
sono は動詞 essere の三人称複数形
★発音のポイント★ bagno の発音はバーニョ。“gno” は“ニョ”と発音します。

gna ニァ lasagna (ラザニア) ラザーニァ
gni ニィ ogni (各々の) オーニィ
gnu ニュ ※ほとんど使いません
gne ニェ agnello (子羊) アニェッロ
gno ニョ bagno (トイレ) バーニョ
8. 方向の言い方

「トイレはありますか?」と聞いたら、「そこの右にありますよ。」「つきあたりにありますよ。」などと、きっと場所を説明してくれるでしょう。そんな時に知ってて役立つ単語です。

a destra ア デストら 右に
a sinistra ア シニストら 左に
in fondo イン フォンド 突き当りに
lì リ あそこに
qui クイ ここに
“a” “in” は前置詞です。セットで覚えておきましょう!

Scusi. C’è un bagno qui? Sì. È lì a destra.
スクージィ チェ ウン バーニョ クイ? スィ エ リ ア デストら
すみません。ここにトイレはありますか はい。あそこの右にあります。
“ scusi ”は、「すみません。」と呼びかける時に言います。

9. 否定文の作り方

もしも、そこにトイレが無かったら、こんな返事が返ってくるかも、

Mi dispiace ma qui non c’è,
ミ ディスピアーチェ マ クイ ノンチェ
あいにくですが、ここにはありません。
否定文は、c’è / ci sono の前に non を置き、Non c’è ~. / Non ci sono ~. となります。
“Mi dispiace.”(あいにくです・残念です) “ ma ”(しかし・が)と言う意味。

7.で勉強した指示代名詞を使った文章の否定文「これ(あれ)は~ではありません。」なら、
Questo è ~ . / Questa è ~ . の否定文は、Questo non è ~ . / Questa non è ~ .
Questi sono ~. / Queste sono ~. の否定文は、Questi non sono ~. / Queste non sono ~.です

10.指示形容詞

例えば、BARでこんな会話があるとしましょう。

Maria : Quel panino, per favore.   あのパニーノをください。
クエル パニーノ ペるファヴォーレ
Cameriere : Quale? Questo?   どれ? コレですか?
クアレ?クエスト?
Maria : No. Vorrei quello non questo.   いいえ。コレではなく、アレをください。
ノ ヴォれイ クエッロ ノン クエスト
Cameriere : Questo qui?   ここにあるコレですか?
クエスト クイ?
Maria : Sì, grazie.   はい、そうです。
スィ グらーツィエ
Cameriere (カメりエーれ)店員
Quale  どれ・どちら という意味の疑問代名詞
vorrei  物を頼むときの丁寧な表現(一人称単数形)
ここでは、“ Vorrei ~.”「できれは、私は、~をいただきたいのです。」という感じ
A non B  BではなくA

「これ」「あれ」については既に勉強しましたが(4.6.)、ここでは、「この~」「あの~」という指示形容詞の勉強です。

指示形容詞
男性名詞を形容して
この questo questo libro この本
これらの questi questi libri これらの本
あの quel  (子音の前)
quell’ (母音の前)
quello (S+子音、またはZの前) quel gatto
quell’ agnello
quello studente あの猫
あの子羊
あの学生
あれらの quei  (子音の前)
quegli (母音の前)
quegli (S+子音、またはZの前) quei gatti
quegli agnelli
quegli studenti あれらの猫
あれらの子羊
あれらの学生

指示形容詞
女性名詞を形容して
この questa questa borsa この鞄
これらの queste queste borse これらの鞄
あの quella
quell’  (母音の前) quella pizza
quell’aranciata あのピザ
あのオレンジジュース
あれらの quelle quelle pizze
quelle aranciate あれらピザ
あれらのオレンジジュース

イタリア語の発音

Grazieはグラッチェじゃなくて、グらーツィエ。
Valentinoはバレンチノじゃなくて、ヴァレンティーノ。

イタリア語の発音は日本語にとても近く、日本人にとっては比較的ラクです。基本はローマ字。ローマ字との違いは以下の通りです。

カキクケコはKa Ki Ku Ke Koではなく、Ca Chi Cu Che Coとなります。

サシスセソのシはSiではなく、Sciとなります。Siはスィと発音し、区別してほしいところです。

ちなみにSca Sci Scu Sce Scoという場合は、スカ シ スク シェ スコとなります。

タチツテトのチはChiではなく、Ciとなります。またCeはチェと発音します。

Ta Ti Tu Te Toはタ ティ トゥ テ トとなります。

ツは、方言による違いや例外もありますが概して母音またはn,l,r+z+母音またはzzの場合にツと発音します。例えば、Venezia=ヴェネツィア、Forza=フォるツァ、Canzone=カンツォーネ、Pizza=ピッツァ、Piazza=ピアッツァ、Paparazzi=パパらッツィ、等です。

またこのように、子音が2つ重なると、「ッ」と跳ねます。例えば、Spaghetti=スパゲッティ、Olivetti=オリヴェッティ、Mozzarella=モッツァれッラ、Puccini=プッチーニ、Fiorucci=フィオるッチ、等です。

Zが語頭に来た場合はローマ字と同じく濁ります。ただし、Za Zi Zu Ze Zoはザズィズゼゾとなり、Gi Geはジ ジェとなります。

また母音+s+母音の「s」は、北部と南部とで違うのですが、「z」と同じように濁る場合もあります。

またガギグゲゴは、Ga Ghi Gu Ghe Goとなります。

ダヂヅデドのヂヅはジズと同じく、Da Gi Zu De Doとなります。

ハヒフヘホの内、フ Fu以外はイタリア語では使われません。Fa Fi Fu Fe Foは、ファ フィ フ フェ フォとなります。

Hは発音せず、Ha Hi Hu He Hoは、ア イ ウ エ オとなります。

またVa Vi Vu Ve Voは、ヴァ ヴィ ヴ ヴェ ヴォとなります。

ヤユヨの音はイタリア語ではJで表され、イタリア語としては使いませんが、ラテン語・外来語には使われます。例えば、Juventus=ユーヴェントゥス等です。Judoを「ユード」と読むイタリア人は多いです。

LとRの発音が違うのは欧州共通で、イタリア語のLa Li Lu Le Lo(ラリルレロ)は、英語の”L”の発音と同じです。

Ra Ri Ru Re Roは軽い巻き舌でらりるれろ(ここでは区別するため、ひらがなを使います)と発音します。

そして、これが一番難しいところですが、-rra -rri -rru -rre -rroは、浅草の頑固じじい風の強烈な巻き舌で、るら るり るる るれ るろと発音します。例えば、Ferrari=フェらーり、Ferrero=フェれーろ、Ferre=フェれ となります。普通に日本人がフェラーリと言うと、イタリア人にはFelaliと聞こえます。GIANFRANCO FERREのブティックで日本人が「フェレ」なんて言うと、イタリア人は心の中で「Feleちゃうがな、フェれっやっちゅうねん!!!」と思ってることでしょう。

特殊な発音としては、Gliをリと読み、日本語の「リ」とは微妙に違います。普通の「li」を、舌の表面を口の中の上の天井にくっつける感じで発音するとよいでしょう。ただ、できない人は普通に「リ」と発音しても大して問題ありません。例えば、Famiglia=ファミッリャ、Foglio=フォッリョ、Taglia=タッリャ、等です。

また、Gna Gnoはンニャ ンニョと発音します。例えば、Bologna=ボロンニャ、Sardegna=サるデンニャ、Lasagna=ラザンニャ、Gnocchi=ニョッキ、等です。

以上、長々と書いて来ましたが、イタリアの中でも地方によってかなり発音に違いがあります。ぶっちゃけていえば、発音にそれ程細かい気を使わなくてもイタリアでは大丈夫です。ただし、冒頭の例の様に、グラッチェっていうのは直して欲しいところです。韓国人の方々は「ツェ」って母国語の発音の関係か何故か言いずらいらしいんだけど、日本人には難しくないはずです。

イタリア語の会話のはじまり

Come stai?(コメスタイ?)と聞かれたら、
Bene, grazie.(ベーネ、グらーツィエ)。

コメスタイ?は、「How are you?」(げんき?)。これは友達/親しい人に使う場合で、尊敬語の場合は、Come sta?(コメスタ?)となります。

「How ‘s going?」(どう調子?)みたいなニュアンスで、Come va?(コメヴァ?)ともよく言います。フランス語のサヴァ?みたいで、ちょっとイイ感じの言い方です。Come va la vita?(コメヴァラヴィータ?)「どう人生?、どう生活?」なんてしゃれた言い方もよくします。
Come andiamo?(コメアンディアーモ?)もよく言います。これらの言い方はいずれも、親しい語と尊敬語の区別がないので、どちらで声をかけるかの判断が微妙な時にも有効です。ちなみに、vaもandiamoも動詞「andare」(=go)の活用形で、vaは3人称単数形、andiamo1人称複数形です。

ベーネ、グらーツィエは、「Fine, thank you.」。
他に、Non c’e` male(ノン チェ マーレ)「悪くないよ」とも言います。
具合の悪い時は、Non molto bene(ノンモルトベーネ)、Poco bene(ポコ ベーネ)「あんまりよくない」とか、Male(マーレ)「悪い」とか言います。
Bene e male(ベーネエマーレ)「よいっつーか、悪いっつーか」と言う人もいます。
そこそこの時は、Cosi cosi(コズィコズィ)「so so」と言います。

相手に聞き返す時は、続けてE tu?(エトゥ?)「あなたは?」(ふつう語)/E Lei?(エレイ?)「あなた様は?」(尊敬語)と言います。

この辺までイタリア語で話せばひとまずつかみはOK、後は英語で話してもいいでしょう。

イタリア語で形容詞は名詞の前か後ろに置かれます。
名詞の後ろに置かれる形容詞は名詞を単純に参照している形容詞になります。前に置かれている場合は指定している感じになります。
例:

  • un libro rosso =赤い本
  • un rosso libro = 赤いその本
  • un buon uomo =いい人
  • un uomo buono =(重要な)いい人

形容詞が2つ以上ある場合や、形容詞に副詞が伴う場合は、名詞の後ろに置かれます。

  • una pizza buona e grande=(美味しくて大きいピザ)

形容詞は修飾する名詞の性と数に応じて語尾が変化するので注意が必要です。

性別 単数/複数 語尾がoで終わる場合 語尾がeで終わる場合
男性名詞につく形容詞 単数 語尾がo(そのまま) 語尾がe(そのまま)
複数 語尾がiに変化する 語尾がe(そのまま)
女性名詞につく形容詞 単数 語尾がaに変化する 語尾がiに変化する
複数 語尾がeに変化する 語尾がiに変化する

 

形容詞は,修飾する名詞に,性と数を一致させます.または,essereの主語と,性数が一致します。

例を見てみましょう。

  • il libro costoso =「その高価な本」(男性名詞単数)
  • i libri costosi = 「それらの高価な本」(男性名詞複数)
  • la macchina costosa =「その高価な車」(女性名詞単数
  • le macchine costose =「それらの高価な車」(女性名詞複数)

イタリア語の動詞の活用形は3つあります。イタリア語の動詞は人称や数、時制によって語尾が少しずつ変化します。

イタリア語の動詞は一~三人称のそれぞれ単数複数、全部で六通りの活用をします。
規則変化動詞には三種類あり、語尾は are, ere, ire のどれかで終わります。

-are

“parlare”

話す

-ere

“vendere”

売る

-ire

“dormire”

寝る

単数

現在

“Parlo”

話します

未来

“Parlerò”

話します

半過去

“Parlavo”

話しました

過去

“Parlai”

話しました

基本となる「avere」の活用

avere(アヴェーレ:持つ)

io ho(オ) 私は持つ
tu hai(アイ) 君は持つ
lui / lei ha(ア) 彼/彼女は持つ
noi abbiamo(アッビアーモ) 私たちは持つ
voi avete(アヴェーテ) あなたたちは持つ
loro hanno(アンノ) 彼ら/彼女らは持つ

動詞の活用形を覚えるのはとても大変ですが、ある程度規則性があるものは、その規則を覚えてしまえば全ての活用を覚えていなくてもだいたいわかることができます。不規則に変化する動詞は面倒ですが覚える意外仕方ありません。

イタリア語の前置詞は文意や前後のつながりなどによって、どの前置詞を使うか、定冠詞が必要か必要じゃないかなど難しいです。ですので熟語みたいにセットで覚えてしまったほうがよいです。

ante

con

~と一緒に

contra

反対に

de/di

~から

in

~で

pre

~の前に

trans/tras

~を通って

a/ab

~から外に

inter

~の間に

pos

~の後で

pro

~の前に

anti

~に向かって

peri

~の周りに

sin

~なしで

inは主に場所や時間を表し「~の中へ」や「~の中で」という意味で使われます。

  • in Italia (イタリアに・で)
  • in Lombardia (ロンバルディア地方に・で)
  • in centro (中心街に・で)

aはinと似ていますが方向・場所・時間を表します。「~へ」や「~に」という意味で使われます。

  • Vado a Roma. (私はローマヘ行く)
  • a casa (家に・で)
  • all’estero (外国に・で)
  • a novembre (11月に)
  • a Natale (クリスマスに)

「~へ」「~に」など方向を表す

  • Mando una lettera a Maria. (私はマリアに手紙を送る)

手段・方法を表す

  • Vado a scuola a piedi. (私は学校へ歩いて行きます)

など使い方があります。