【イギリス英語】イギリスの階級制度を知ろう

イギリスの階級制度を知ろう

階級制度は今でもイギリスにまだ存在します。
どの階級に属するかはその人の身なりや話し方などを手掛りに知ることができます。



ちょっと古いですが1988年でのイギリスの大学進学者七万九千人のうち、69.1%はいまだに大学教授、弁護士、医師、科学者、イギリス国教会の教区牧師、国会議員、大企業の重役、管理職など、中層中流階級以上といわれる職業の家庭の子弟で占められているというデータがあります。

これに対して、銀行事務員、レストラン経営者、コックなどの熟練職の子供は約 23%、農場労働者、ビール醸造人など半熟練職の子供は約 6%となっており、土木作業員、港湾労働者など非熟練職の親を持つ家庭の出身者は 1%をわずかに上まわっているにすぎません。
では簡単に階級の違いを見てみましょう。

上流階級Upper Class

18 世紀以降、資本主義社会の発展の中で、貿易や、産業経営の中で財をなした資本家階級がいます。これらがイギリスの上流階級を形成し、多くはパブリックスクール出身です。

パブリックスクールに行くには、多額の寄付金と授業料が必要と
なります。
有名カレッジ(イートン、オックスフォード、ケンブリッチなど)は上流階級しかほとんど入れません。

また、方言を話す人は、社会的に低い評価が下されるため、下層中階級出の人が上流階級に上りつめるため、懸命になってアクセント、イントネーション(ちまたで言う上流階級アクセント)の矯正に努めたといった話が少なくありません。

政治的には主に保守党を支持しています。 ただ、外国人は大袈裟にこの階級の重要性を考えすぎる傾向
があります。

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中級階級 Middle Class

主にデスク・ワークで額に汗して油まみれで働く必要のない、中小企業経営者や、医者・弁護士などで構成されています。この階級は上流階級とともに、政治的には主に保守党を支持し、その子弟をイートンやラグビーなどの名門パブリック・スクールから、優秀ならばオックスフォード大学やケンブリッジ大学へ送り込むことのできる階級でもあります。

中流階級の人はほとんどが大卒です。
中流階級の中も三層くらいに分かれていて、これはかなり貧富の差があります。中流の上となったら、それはとてもすごいです。

中流階級の下のほうは事務系の人になります。

労働者階級 Working Class

ご想像の通り、肉体労働者・ガテン系の家の人です。
俗に言うブルーカラーともよばれます。
また、労働者階級出身の子供がデスク・ワークをしていても労働者階級になります。

労働者階級の人は公立の学校を卒業したのちに大学には進学せず、職人として働くケースが多いようです。これは進学に有利なパブリックスクールの授業費が高いことや、階級間の移動が個人レベルの教育でできなく世代を経なければならないと言う考えが原因だと思われます。

実際に上流階級の子弟はパブリックスクールの初等中等学校に行き、大学進学率も高いのが現状です。

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